メタ認知能力とは?シニフィアンとシニフィエって知ってる?

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はじめに

今回は「メタ認知能力の鍛え方」についてお伝えしていこうと思います✨

「メタ認知能力」とは簡単に言うと「客観的に物事を見判断できる能力」のことです。

心理カウンセリング技法の「認知行動療法」の一環として

「メタ認知能力の向上トレーニング」は行われております😊

「物忘れをしたくない」

「細かいことでイライラしたくない」

「頭が良くなりたい」

「要領の良い会話がしたい」

という方におすすめですよ

是非最後までお付き合いしていただけると嬉しいです🔅

メタ認知能力の鍛え方

思考

シニフィアンとシニフィエを理解する

「シニフィアン」「シニフィエ」という言葉をご存知でしょうか?

フランスの言語学者「フェルディナン・ド・ソシュール」が提唱した概念です。

シニフィアンは「文字や音声などで表される記号」

シニフィエは「頭の中浮かんでいるイメージ」です。

??

分かりにくいですよね💦

例えば「赤」という言葉は

赤色を想像させますよね?

このときの「赤」という

言葉がシニフィアンでイメ

ージした色がシニフィエで

す。

簡単に言えば「言葉に対応するイメージがあるよ~」ということですね😁

では今度は色と文字が異なる場合どうなるか試してみましょう!

書いてある文字ではなく、色を答えてみてくださいね

例えば「オレンジ色」なら「茶色」という風にです!

赤色緑色黄色青色黒色白色紫色

読むのに少し時間がかかったり難しく感じたりしませんでしたか?

頭の中のイメージ(シニフィエ)と異なる記号(シニフィアン)に触れたとき、人間は違和感を抱きます。

この違和感に瞬時に気付ける能力が「メタ認知能力」です。

※ちなみに色と文字が異なるときに生じる違和感を「ストループ効果」と呼びます。

シニフィエとシニフィアンの乖離は日常生活の会話でも頻繁に起こっています。

例えば会話中に「クマ」という単語が出たとします。

人によっては「大きな恐い熊」だったり

「可愛らしい子熊」だったり、「目の隈」を想像するかもしれません。

また、熊の性別や色、生息地が相手の想像とは異なっている可能性もございます。

「何か言葉が足りていないだろうか?」

「私は相手の言葉をしっかりと理解できているだろうか?」

と疑問を持ち、要所要所で確認することが要領の良い会話には必要となってきます。

会話中に想像しているものが相手と一致しているとは限らない

ということに気付くことがメタ認知能力向上の第一歩ですね✨

常に疑問を持つことで脳が刺激を受けて物忘れしない体質になったり深く思考する癖が付くみたいですよ😊

大体のイライラは相手との意思疎通が不十分なことで生じます。

メタ認知能力を身に付けることで無駄にイライラすることは無くなりますよ

今の自分を自覚する

thinkbox

メタ認知能力を向上させるには「今の自分がどう考えているのか」を自覚する必要があります。

自覚するときに目を向けるべきポイントは以下の四つです。

課題

今抱えている問題のこと。解消したら心が楽になるようなこと。

目標

課題と向き合うとしたらやりたいこと。叶えたいこと。

行為

今していること。

経験

課題にまつわる思い出。

四つのポイントをご自身の今

の状況に当て嵌めてみるとメ

タ認知能力が向上いたします🔅

まずは「自分を知る」という

ことですね❗

このときに自覚できたことを

「メタ認知的知識」と呼びます。

自分を知るということは、自分の

課題、目標、行為、経験を自覚す

ということニャ!

メタ認知的知識の具体例を出しますね😄

例えば「痩せられない」という課題を抱えている人がいるとします。

その人の自覚すべき四つのポイントは以下の通りです。

課題 「体重が落ちない」

目標 「体重を 5kg 落とす」

行為 「お菓子をつい食べてしまう」

経験 「先週は 体重が1kg 増えた」

どうでしょうか?

メタ認知的知識を自覚することで

ただ漫然と「痩せられないよ~。困ったよ~。」と思うよりかは細分化した分だけ一歩前進できた感じがしませんか?

メタ認知的知識を自覚すると

自分のことをより深く知るこ

とができます。

先程の例を用いてメタ認知的知識を自覚したときの変化を見てみましょう!

課題 「体重が落ちない」     ←体重で悩んでいる自分に気付く。

目標 「体重を 5kg 落とす」    ←可愛い服を着たいと思っている自分に気付く。

行為 「お菓子をつい食べてしまう」← 糖質制限をした方が良いということに気付く。

経験 「先週は1kg増えた」     ← 「私は痩せにくい人だ」ということに気付く。

気付きが増えましたね😄

自身への気付きを増やすことで「メタ認知」のコツが掴みやすくなります。

その結果周囲の変化に気付きやすくなり

「もしかしたらこういうことを思っているんじゃないかな?」

「私がこの人だったら私にこうしてもらいたいと思うだろうな」

という風に相手の気持ちに気付けるようになります

心を真ん中に保つ

心の雲

感情に思考が引っ張られているときは冷静に客観視することが難しいですよね?

そこで試していただきたいのが「マインドフルネス」です。

マインドフルネスとは心を安定させる心理療法です。

今回は簡単な呼吸法をお伝えいたします。

①目を閉じる。
② 肩の力を抜く
③ 口をすぼませて下腹部を凹ませるようにゆっくりと 10 秒息を吐く。
④ 下腹部を膨らませて鼻からゆっくり息を 5 秒吸う。
⑤ 2 秒息を止める。
⑥ 3 分間上記を繰り返す。

もしも「冷静ではない自分」に気が付いたら姿勢を正して呼吸法をしてみてください。

この癖を付けるだけでもメタ認知能力は向上いたしますよ🔅

おわりに

いかがだったでしょうか?

メタ認知能力は一朝一夕では身に付かない能力です。

ですが今日から鍛えていくことで必ず向上させることができます😁

脳の活性化に繋がり将来のボケ防止にもなるため是非実践してみてくださいね✨

最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

また次回の記事もよろしくお願いいたします✨

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