【過去は単なる事実】アドラー心理学が良く分かる解説

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アドラー心理学って何?

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アドラー心理学とは、「勇気付けの心理学」とも呼ばれる心理学のことです。

アルフレッド・アドラーが祖です。

「過去の出来事は自分の経験によって決定されるのではなく、自分が与える意味によって決定される」という考え方の心理学です!

原因(過去の出来事)をあれこれ考えません。

自分がここに居る、もしくはこの行動をしたのは「自分が望んだ結果だ」と考えます。

中々突拍子もないですよね😁

例えば「財布を落とした」としたら、

「落とすことに意味がある、落としたかったから落とした」

と考えていきます✨

「どうして財布を落としてしまったのだろう」

「あの行動が悪かったのだろうか」

とは一切考えません!!

アドラー心理学において過去は単なる事実でしかないのです。

??

よく分からなけど凄いのは分かった

ぜ・・・。

決定論ではなく目的論で考える

原因を考えたところで今の結果は変わらないですよね♪

アドラー心理学では「原因があるから結果がある」という決定論を否定します。

もしも「原因→結果」ならば

過去の出来事によって未来の行動が全て決定している

ことになります。

「生まれた瞬間人生が全て決まっている」とは考えにくいですよね!

例えば男性に生まれたとして、「男性に生まれたからこういう人生を必ず歩む」決定するのは早いです😀

未来がどうなるのかは分かりません。

過去の出来事は単なる事実で、今後どうするのかは自分次第なのです!

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人間には自分で判断していく能力があります。

過去の出来事が原因で未来が全て決まってしまう訳ではありません。

今していることに疑問があるのなら、原因ではなく目的について考えてみてくださいね♪

きっと楽になります!

先ほどの「財布を落とした」という例の場合は、「私は何のために(目的)敢えてわざわざ財布を落としたのか」という風に考えていきます!

もしかしたら「お金の貴重さを改めて実感するため」かもしれませんし、「親切な人に拾ってもらうため」かもしれません。

「どうして、なんで」と考えるよりかはよっぽど前向きな考え方だとは思いませんか??

人は常に目的に沿って生きています。例えそれが自分に不利なものでも。

原因を考えるとどうしても自分や周囲を責めてしまいます。

けれど目的を考えることで自然と次の一歩を踏み出せるようになります。

アドラー心理学では勇気を持って取り組むことを推奨しています。

目的が分かったら次の行動をどんどん試していってくださいね😊

アドラーの考える怒り

怒り

アドラーは「怒り」「二次感情」として考えました。

二次感情とは、「一次感情」同士が絡み合ってできたものです。

一次感情は「寂しさ」「不安」「苦しみ」「辛さ」「悔しさ」「落ち込み」「劣等感」「嫉妬」「悲しみ」「焦り」などです。

怒りが湧いたときに人に怒りをぶつけると、怒りで返ってきたり相手を傷つけたりしてしまいます。

怒りが湧いたときは一次感情を言葉にして説明することで相手(場合によっては自分)に理解してもらえるようになり、怒りがおさまります。


例えば上司に「こんなこともできなくて本当にどうしようもないな!」と言われたとします。

怒りが湧いてきますよね😅

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でも上司が

「これをやってもらわないと次の段階に進めないから僕は焦ってしまう。将来的にも必要なことだから、今の内にあなたに覚えてもらいたい。今は不安で一杯なんだ。

と言ってきたらどうでしょうか??

「上司も大変なんだな」という気分になり、あまり怒りは湧いてこなくなりませんか?

伝え方って大事ですよね✨

アドラーの考えるライフスタイル

ライフスタイルとは簡単に言えば個人の性格を形成する要素です。

ライフスタイルは遺伝や体に関する「身体的な影響」と家庭環境や地元の風習に関する「環境」で構成されます。

「死ぬ瞬間までならいつでも性格は変えられる」とアドラーは考えていました😊

ライフスタイルの三要素

1.自己概念 「私はこういう人間だ」という理念。

2.世界像  「世間はこういうものだ」という理念。

3.自己理想 「私はこうすべきだ」という理念。

「You play with the cards you’re dealt.. Whatever that means.」

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ…それがどういう意味であれ。」

という言葉をご存じでしょうか?

スヌーピーの言葉です✨

スヌーピー

持っている要素でどのように生きていくのか決めるのは自分。

自分の人生を一番上手に生きられるのは自分しかいない。

自分の人生に責任を持って生きていきたいですね😄

アドラーの幸せ

アドラーは「全体の幸福が最大の幸福」だと考えました。

「自分だけ良ければいいや」という考え方では真の幸福には辿り着けないということですね!


集団は「家庭」「会社」「地域」「国」「世界」「宇宙」と幅広く定義されています。

大きな集団になる程個々の力は薄れ、重要な「歯車」としての役割を担います。

集団の一員として自己が貢献できている状態「共同体感覚」と呼びます!

「お互いがお互いを認め合って協力している状態」です!

共同体感覚を味わっているときに「幸せな気分=幸福感」が生まれます。

ちなみに「集団の利を優先して個が薄れた状態」心理学ではスピリチュアルと呼びます。

こちらのサイトで詳しく書き記しましたのでご興味がございましたら是非よろしくお願いいたします♪

おわりに

いかがだったでしょうか?

アドラー心理学は「勇気付けの心理学」です!

※アドラー心理学を学びたい方は以下の講座で詳しく学ぶことが可能です♪

落ち込むことが多いとき、アドラー心理学の「目的論」で物事を捉え直してみてくださいね✨

きっと勇気が湧いてきます😄

勇気が湧けば次の行動が見え、次の行動に移せるようになります。

あなたの人生が少しでも楽になれたら嬉しく思います。

この度もご一読くださり誠にありがとうございました😁

また次回の記事でお会いしましょう!

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